2018年03月07日

お疲れさまでした

昨日は宮城県の公立高校の受験でした。
中学3年生の生徒さんたち、お疲れさまでした。

3月5日で中3の生徒さんたちは、
塾の最終日でした。
昨日・今日とまだ2日しかたっていないのに、
とても寂しく感じます。

まずはみなさんお疲れさまでした。
ゆっくり休んでください。
posted by コポ at 21:18| Comment(0) | 日記

2018年03月02日

源氏物語について その三十二

源氏物語第10帖「賢木」。

突然の雨と雷に、
朧月夜の部屋でおびえている女房たちがいるため、
偲んでやってきた源氏は、
朧月夜と御帳台から出てこれず、
朝を迎えました。
嵐が止み、朧月夜を心配した父、
右大臣がお見舞いに来ました。
右大臣は気軽に入ってきて、
御簾を引きながら、
「どうだね。昨夜は大変な天気だったので心配していたのだが、
見舞いにこれなかった。
誰か息子たちは来たかな」
と、べらべらと早口で言うので、
源氏は左大臣とひき比べてしまい、
「なんと大違いなことだ。
立ったまま怒鳴らないで、
ちゃんと部屋に入ってから、
落ち着いて話をすればいいものを」
と、苦笑をもらしてしまうのです。

朧月夜は、すっかり慌てながら御帳台からにじり出てきました。
恥ずかしさに紅潮している朧月夜の顔を見て、
右大臣は、
「まだ熱があるようだ。
もののけにとりつかれていたら、面倒なことになる。
もう少し祈祷を続けたほうがよかったかな」
と、せかせかと言います。
その時、朧月夜の着物の裾に絡みついた、
薄青い男物の帯が、
御帳台からひき出ているのを見た右大臣は、
「ややや。これはなんだ」
と、ぎょっとして周りを見ると、
何か書きつけた畳紙が、
几帳の下に落ちていたのを見つけました。
右大臣は
「これは誰のだ。
見慣れない男用の畳紙ではないか。
こちらによこしなさい。
しっかり持ち主を調べるから」
と、怒鳴りました。
朧月夜はそう言われて畳紙に気付き、
取り繕いようもなくおろおろしています。
この時代の普通の親ならこんな時は、
我が子であっても、どんなに恥ずかしい思いをしているだろうと、
思いやりと遠慮があってもいいものなのに、
無神経なうえにせっかち、
短気な右大臣は畳紙を拾うなり、
御帳台の中に首を突っ込みました。
そこには、源氏がしどけなく横たわっていたのです。

畳紙[たとうがみ]とは、
懐に入れておいて鼻紙や、
歌を書き記すために使った紙のことです。

次回に続きます。
posted by コポ at 21:37| Comment(0) | 源氏物語