源氏物語第11帖「花散里(はなちるさと)」。
この帖は特に何か大きな出来事があるわけでもないのですが、
私はこの帖の雰囲気がとても好きです。
この帖は第10帖「賢木」の終わりの頃と重なっていて、
橘の花が咲き、
ほととぎすが鳴いているので季節は夏です。
弘徽殿んの皇太后の勢力から、
政治的な圧力がますます強まってくるという、
緊迫した時期なのですが、
源氏は政治的な緊迫感とは別に、
女性だけはあきらめられないのです。
源氏の亡き父、桐壺帝の女御の一人に、
麗景殿(れいけいでん)の女御という人がいます。
この人には子供がなく、
桐壺帝が亡くなった後は、
頼りない身の上になっていたのですが、
源氏の好意で、かろうじて生活をしていました。
その麗景殿の女御の妹、
三の君がこの帖の「花散里」です。
この三の君と源氏は若い時代に、
少しだけ契りを結んだことがありました。
源氏の性格上、関係をたつこともなく、
まれに通っているのでした。
源氏はこのところの苦しみから、
あれこれ思い悩むうちに、
ふと三の君との契りを思い出し、
急に思いが抑えきれなくなり、
五月雨のしとしと降る頃、
珍しく晴れた梅雨の晴れ間に、
源氏は三の君を訪れました。
次回に続きます。
2018年06月20日
源氏物語について その三十五
posted by コポ at 21:46| Comment(0)
| 源氏物語
2018年06月08日
おかえり♪
前回燕が来ないと嘆いていた私。
なんとあのブログのあとすぐに、
やって来たのです。
向かいに大きな一戸建てのアパートができたことで、
方向がわからなくなったのかもしれないというのが、
我が家で話し合った結論でした。
夫には
「だからそんな大騒ぎしなくてもよかったのに。
ちゃんと来たじゃない」
と言われてしまい、一言もないといった感じでした。
とにもかくにも嬉しいし、
鳴いてる声がかわいくて仕方がないのですが、
この鳴き声に混ざり、カラスの鳴き声もすると、
去年の惨劇が再びおきるのではないかと、
ハラハラしてしまうのです。
なんとあのブログのあとすぐに、
やって来たのです。
向かいに大きな一戸建てのアパートができたことで、
方向がわからなくなったのかもしれないというのが、
我が家で話し合った結論でした。
夫には
「だからそんな大騒ぎしなくてもよかったのに。
ちゃんと来たじゃない」
と言われてしまい、一言もないといった感じでした。
とにもかくにも嬉しいし、
鳴いてる声がかわいくて仕方がないのですが、
この鳴き声に混ざり、カラスの鳴き声もすると、
去年の惨劇が再びおきるのではないかと、
ハラハラしてしまうのです。
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| 日記