2017年09月23日

源氏物語について その二十二ノ十

源氏物語第9帖「葵」。

源氏にされた行動が悔しくて、
恥ずかしいので起き上がることができない若紫の様子を、
源氏は見に行きました。
たくさんの言葉をかけるのですが、
若紫は夜着を頭からかぶり、
まったく応じようとしません。
源氏は若紫をなだめてみたり、
「そんなに冷たい態度なら、もうお会いしませんから」
と恨んでみたりするのです。
そのうちに若紫の横に滑り込み、
一日中二人で御帳台から出てきませんでした。

御帳台とは、平安時代の貴人の寝所のことで、
現代風に言えば天蓋付きベッドのことです。

女房たちは何があったのか?といった感じでしたが、
源氏の家臣の以光が三日夜の餅をもってきたことで、
乳母も女房たちも、
源氏と若紫が夫婦になったことを知ったのです。

平安時代、貴族で夫となる人は
妻のところに通いました。
これを「妻どイ婚」や「婿とり婚」などといい、
新郎となる男が、新婦となる女のところに通い始めて、
三日目の夜新婦親族に紹介される、
結婚披露宴があります。
その時、新郎新婦に供される餅のことを
「三日夜の餅」といいます。
普通は新婦側で用意するものなのですが、
若紫は10才の頃、ほぼ誘拐に近い形で、
源氏の二条の邸に連れてこられたので、
源氏が気をまわして、以光に用意させたようです。

これから先、若紫は紫上と呼ばれるようになり、
生涯に渡り源氏から、一番愛される女性として、
一生をともにし、源氏を支えていくことになります。

ここまでが第9帖「葵」でした。

本当にたくさんのことがありました。
源氏は紫上と結ばれ、幸福の絶頂にいますが、
この後どうなっていくのでしょうか。
お楽しみに。
posted by コポ at 21:37| Comment(0) | 源氏物語
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