2018年02月22日

源氏物語について その三十一

源氏物語第10帖「賢木」。
瘧(おこり)を患っていたため宮中から、
右大臣家に里帰りしていた朧月夜。
加持祈祷を行ったおかげか、病気は落ち着き、
右大臣家の人たちもほっとしていました。

瘧とは寒気震えに続いて、
高熱を発する症状が、
1〜2日の間をおいておこる病気のことで、
主にマラリアの一種とされています。

朧月夜と源氏はこのときとばかりに、
毎夜密会を重ねていました。
朧月夜の姉で帝の母である弘徽殿の皇太后も、
右大臣家に里帰りをしています。
もし朧月夜と源氏の密会が、
弘徽殿の皇太后にばれてしまったら、
大変なことになるとわかっていながら、
危険な恋だからこそ燃えてしまうという、
源氏の悪い癖がでてしまい、
毎夜偲んで逢いに来ているのです。

そのうちに女房たちも気づいてしまったのですが、
関わるのが恐ろしいので、
誰も弘徽殿の皇太后に告げ口をしませんでした。

ある晩のこと。
突然の土砂降りの雨と、
大きな雷が鳴り皆がおびえています。
朧月夜の女房たちも怯えきっていて、
朧月夜の部屋で震えています。
この晩も一緒にいた朧月夜と源氏は、
女房たちがいるので御帳台から出ることができず、
朝を迎えました。
そんな中雷が止み雨も小降りになり、
朧月夜を心配していた父、
右大臣が急にお見舞いに来てしまったのです。

次回に続きます。
posted by コポ at 21:15| Comment(0) | 源氏物語
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