2018年07月20日

源氏物語について その三十七

源氏物語第11帖「花散里」。

源氏はその後麗景殿の女御と、
妹三の君(花散里)の邸を訪れましたが、
思っていたよりも人の気配がなく、
静まり返っているのを見て、
源氏は胸がしめつけられるのです。

まず、麗景殿の女御と対面した源氏は、
月の光がこぼれる夜空をあおぎながら、
桐壺院の昔話などを、
しみじみと語り合いました。

麗景殿の女御は年配ではあるが、
柔らかな物腰で、
上品な雰囲気を持っています。
亡き父桐壺院から、
取り立てて寵愛をうけていたわけではないが、
人間としてその人柄が親しみ深く、
おっとりと優しい人だと、
院が思っていたことなどを思い出しました。
それに加えてたくさんの昔のことを思い出し、
源氏は涙ぐむのでした。

そこに、中川あたりで鳴いていたほととぎすと、
同じ鳴き声で鳴いているほととぎすがきたので、
源氏は「あれはさっき鳴いていたほととぎすだろうか。
私の後を慕って来たのであろうか?」、
と思ったりしています。

私も数か月前こんなことがありました。
栗駒山へ早朝出かけたとき、
今まで聞いたことのない鳥の声がしました。
夫と「この鳴き声の鳥はなんだろうね?」、
などと話をしたあと、
検索してみましたが、
見当がつきませんでした。
このあたりにいる野鳥なんだなと思いながら、
帰ってきて3日目の朝です。
栗駒山で鳴いていた鳥と同じ鳴き声で鳴いている鳥が。
「栗駒山から後を追ってきたのだろうか?
まるで花散里みたいだなぁ」、
となんだか嬉しい気持ちになり、
一人でニコニコしながら目を覚ましたのでした。
次回に続きます。
posted by コポ at 21:52| Comment(0) | 源氏物語
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